出版する電子書籍の原稿を書き上げる。

そして、その原稿をKDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)にアップロードする。

これは正しい行動ではありません。

電子書籍は端末上で読者の目にどう映るのかまで注意を払う

原稿を書き上げたら、その原稿が電子書籍を読む端末でどう表示されるのか、出版する前にチェックしなければなりません。

KDPには、無料のプレビューツール『Kindle Previewer』が用意されているので、それを使ってチェックします。

 

※『Kindle Previewer』で対応しているファイルは次の通りです。
.kpf .mobi .azw .epub .htm .html .xhtml .opf .pec .azw3 .azw8 .doc .docx

Kindle Previewerをダウンロード・インストールをする

https://kdp.amazon.co.jp/ にアクセスし、画面上部の【ヘルプ】をクリック。

ヘルプトピックのなかから「準備、出版、販促 > 絵本の出版 > KDP ツールとリソース」を開きます。

『Kindle Previewer』のダウンロードは、赤枠箇所をクリックします。

 

 

 

『Kindle Previewer』をクリックすると、下記画面が開くので、あなたが使っているOS(WindowsかMacか)を選んでください。

 

 

 

クリックするとファイルのダウンロードが開始されます。

ファイルが重たいので、ダウンロードに時間がかかる場合があります。

※ここでは、Windows版をダウンロードしています。

 

下記ファイルがダウンロードされたら、ファイルをダブルクリック。

 

 

セットアップウィザードが表示されたら、【次へ】をクリック。

 

 

 

ライセンス契約書を最後まで確認して同意できるのであれば、【同意する】をクリック。

 

 

 

インストール先のフォルダを指定して、【インストール】をクリック。

 

 

 

※インストール開始。

 

 

 

【完了】をクリックする。

 

 

 

Kindleプレビューツール『Kindle Previewer』が起動します。

 

 

 

上図の真ん中に位置する端末画面の左上にある赤丸で囲った部分をクリックすると、『ファイル・表示・ナビゲーション・ヘルプ』を選択できるウィンドウが表示されます。

ヘルプにユーザーズガイドがあるので、『Kindle Previewer』の詳しい使い方はそちらを参照してください。

 

書き出したEPUBファイルを『Kindle Previewer』に取り込むには、【ファイル】から【本を開く】を選択します。

 

 

Kindle Previewerを使ってチェックすること

何もチェックしないのであれば、わざわざプレビューツールをインストールするだけ、時間と手間(労力)の無駄です。

なので、しっかりと出版する電子書籍のチェックしましょう。

 

チェックするのは、次の4項目です。

  1. 表示
  2. システムとしての目次機能
  3. 目次ページ
  4. リンク

 

チェック項目1. 『表示』

まず、何よりも優先して気にしなければならないのは、電子書籍の本文(内容)がちゃんと表示されているかどうかです。

読者が使用する端末によって、表示のされ方は変わります。

 

一頁に表示される行数、一行における文字数。

これらは端末によって変わりますし、端末の向きによっても変わりますので、こだわる必要はありません(こだわっても意味がありません)。

 

もし、写真などの画像を挿入しているようなレイアウトの場合、表示が崩れていないかもしっかり確認してください。

※画像が絶対に必要という場合以外は、電子書籍はテキスト(文字)だけで構成することを推奨しています。

チェック項目2. 『システムとしての目次機能』

「見出し1」「見出し2」「見出し3」、、、
見出しレベル(見出しの階層)が設定してあるファイルを『Kindle Previewer』に取り込むと、システムとしての目次機能が作成されます。

見出しの設定は、原稿制作のときに、ただ文字を大きくしただけではダメです。

 

『詳細情報』の一番下にある3つのボタンのうち、真ん中(赤丸箇所)をクリック。

システムとしての目次機能が作成されていれば、ここに目次が作成されます。

 

 

チェック項目3.『目次ページ』

目次ページを用意した場合、目次ページがしっかり表示されているかどうかのチェックだけではなく、目次ページに記載された見出しをクリックすると、そのページにしっかり移動するかもチェックしてください。

目次ページチェック時の注意点

『Libre Office』で電子書籍を書き上げた場合には、注意が必要なことがひとつあります。

 

『Libre Office』で書き出したEPUBファイルの場合、目次ページが巻頭ではなく、最後のページに追加されてしまうのです。

システムとしての目次機能がしっかり作成されていれば、読者に不都合や不便を与えることはありませんので、巻頭ではなく、巻末でも構わないという判断であれば、そのままで構いません。

 

しかし、電子書籍の最後のページに追加されるのはイヤだとか、巻頭に目次ページを入れたいという場合には、『Sigil』というソフトを使って編集してください。

『Sigil』は無料ソフトです。

『Sigil』での作業自体は、順番を入れ替えるだけの簡単な作業です。

チェック項目4.『リンク』

電子書籍の文章内にリンクを設定した場合、そのテキスト(文字)をクリックしたら、指定のページにしっかり移動するのかチェックしてください。

電子書籍からの集客を考えている場合、『リンク』は欠かすことのできない要素です。

 

仮に、リンクが正しく設定されていない電子書籍を出版した場合、「集客できていたかもしれないのに、その可能性を自分の手でつぶしていた」という事態に知らぬ間におちいっています。

こんなもったいないことはありません。

 


 

KDPで実際にファイルをアップロードするとき(出版手続き完了の直前)にもプレビューでチェックすることはできます。

でも、KDPで実際に出版手続きを始める前にプレビューツールでチェックを済ませ、あとは手続きをするだけという作業の進め方が、断然効率的です。

さらに、ミスも事前に防げます。

 

是非、KDPで無料提供されているプレビューツール『Kindle Previewer』を使って、出版する電子書籍のチェックをおこなってください。