電子書籍を出版するなら、どんな電子書籍でもイイかというと、もちろん、そんなことはありません。

出版する電子書籍によっては「売れる・売れない」以前の問題として、まったく興味をもってもらえない・・・なんて事態も起こります。

 

だったら、電子書籍を出版する前、もっと言うと、出版しようと電子書籍の企画を検討する段階で『売れ行き』を押さえておいた方がイイですよね。

需要がある?需要がない?電子書籍の売れ行きを判断するための3つの指標

電子書籍の企画を検討する段階で、まずは、自分(=あなた)が狙っている市場に需要があるのかないのか、確認した方が良いでしょう。

 

「確認した方が良い」と言っているのは、結局のところ、売れるかどうか分からないけど「出版してみたら売れちゃった」といったこともあるからです。

でも、あなたが当たる確率の高さを求めるなら、もしくは、「やっぱり売れなかった・・・」という事態を避けたいなら、需要の有無の事前リサーチは必要です。

狙いを定めた(もしくは参入予定の)ニッチ市場をリサーチする

まず、あなたが調べるのは、あなたが狙いを定めている(出版しようとしている、ビジネスを展開している)ニッチ市場に、電子書籍を買ってくれそうな人がいるかどうかです。

あなたが出版する電子書籍を買ってくれそうな人がいるのであれば、そのニッチ市場には、お金が流れているということが分かります。

 

そして、市場にお金が流れているということは、電子書籍以外の商品やサービスに対しての需要も「期待できる!」と予測することができます。

逆に、電子書籍を買ってくれそうな人がいない(少ない)場合には、その後の商品やサービスも売りにくい(売れない)ことが予測できます。

 

ニッチ市場のリサーチでチェックするのは、Kindleストアで販売されている電子書籍(KDP本)だけではありません。

リサーチは、紙の書籍でも同じようにおこないます。

紙の書籍のリサーチは、場合によっては、電子書籍のリサーチよりも重要です。

 

なぜ、紙の書籍のリサーチの方が重要かと言うと、、、紙の書籍を出版する時には、ある程度の需要が見込まれていないと出版できない事情があるからです。

「出版したのはイイけど、全然売れない・・・」

これでは、出版社は赤字です。

 

電子書籍が大したコストをかけることなく出版できるものであることとの大きな相違点です。

わざわざ赤字になることが出版前から分かっているのに出版を強行するなんて考えられません。

なので、むしろ紙の書籍の方(のリサーチのほう)が重要になるわけです。

(もちろん、紙の書籍でも発売したらサッパリなんてこともありますが・・・)

 

需要を判断する3つの指標とは?

では、実際に何をリサーチすれば良いのかというと、、、

需要を探っていくためには、次の3つの指標を判断材料にしていきます。

  1. Amazon売れ筋ランキング
  2. 書籍出版日
  3. 販売価格

 

『販売価格』は、商品一覧ページや商品個別ページの書籍タイトルの下に記載があります。

 

 

また、『Amazon売れ筋ランキング』『書籍販売日』は、商品個別ページの中段あたりの【登録情報】からチェックします。

 

 

1. Amazon売れ筋ランキング

 

上図の四角で囲ってある箇所がカテゴリー内でのランキング(順位)です。

矢印の箇所が、書籍の出版カテゴリーです。

※出版するときに、どのカテゴリーで出版するかを設定することができます。

 

カテゴリーをクリックすると、そのカテゴリーにおける売れ筋ランキングの上位1位~100位までを見ることができます。

あなたが出版を検討している電子書籍が該当するであろうカテゴリーのランキングをリサーチします。

 

分野・ジャンルが近い書籍が複数、100位以内に入っていれば、需要があると判断していいでしょう。

上図の登録情報は電子書籍のものですが、同様に紙の書籍もチェックしてください。

 

2. 書籍出版日

書籍出版日のリサーチは、電子書籍のケースと紙の書籍のケースに分けてチェックします。

 

電子書籍の場合には、出版日から少なくとも1か月以上は経過している書籍のほうが参考になります。

なぜなら、基本的に、出版日からの経過期間が浅い方が上位にランキングされやすいからです。

なので、集客の継続性を考えると、1か月以上の時間が経過しているのに上位にランキングされている場合には、継続的に需要があると判断できます。

 

紙の書籍のリサーチでは、1年以内に出版された書籍かどうかをチェックしてください。

1年以上前には出版されているのに、1年以内には同じ分野・ジャンルの書籍が出版されていないという場合は「出版したけど、売れなかった」ということを意味しているケースが多いです。

ただし、情報のサイクルが遅い業界もあるので注意が必要です。

 

3. 販売価格

販売価格は、電子書籍のみをチェックするリサーチで問題ありません。

どのくらいの価格帯が多いのか、チェックしてください。

電子書籍は有料・無料があるので、どちらも確認をしてください。

 

電子書籍は、KDPセレクトに登録すると、『無料キャンペーン』という販促プロモーションを利用することができます。

もしかしたら、あなたがリサーチをしているときに、この無料キャンペーンが実施されている場合もありますから、無料ランキングもリサーチ対象から外さないようにしてください。

 

街の書店でもリサーチ

Amazonでは、紙の書籍も電子書籍も同列に並んでいます。

著名な専門家の書籍も、起業したての起業家の書籍も、同列です。

これが、Amazonで電子書籍を出版することの大きなメリットです。

 

ただ、リサーチをする場面では、少々手間だと感じる面があります。

なので、街の書店に足を運ぶこともリサーチの手段のひとつです。

書店の棚の前に平積みされているのはどんな書籍か?

特設コーナーが用意されている書籍は?

、、、こういったことを注目して見るようにしてください。

 

また、あなたが出版する予定の分野・ジャンルの書籍の後ろを開いて、奥付ページに記載されている「第▲版 第◆刷」を確認してください。

この数字と日付をチェックして、最新日からの日数経過が1年以内なら、需要を見込むことができます。

 

電子書籍をこれから出版する場合(電子書籍後発組の場合)のメリットは、すでに発売されている紙の書籍、電子書籍を参考にできることです。

必ずしも、先行者ばかりに得があるわけではありません。

後発組のメリットを最大限生かすためにもリサーチに取り組んでください。