あなたが住む街の書店が閉店したなんてことはないでしょうか?

実際のデータを見てみると、年々街から書店が姿を消していることがわかります。

本屋に頻繁に行く人にとっては、実に皮肉な話ですが、書店が消えている現状が、逆に集客のチャンスでもあるのです。

 

電子書籍について解説している私ですが、実はどちらかと言うと、紙の書籍の方が好きなんです。

だから、書店にも足を運ぶし、Amazonで書籍を買うときも紙の書籍のほうがトータルでは多いと思います。

電子書籍出版は消費者行動の変化をチャンスに変える方法でもある

起業家のタイプは、大きく分けると2タイプだと思っています(大きく分けてですよ)。

「これがやりたい!」「この商品を販売したい!」というアイデア重視型か。

もしくは、「収入を増やしたい!」「お金持ちになりたい!」というお金重視型か。

 

だいたいこのどちらかのタイプに分かれると思いますが、この2つのタイプはどちらも『自己実現型』という意味では同じです。

まあ、起業というものが、そういう性質なものなので、当たり前と言えば当たり前なのですが。

 

だから、見込み客や顧客のことを考えずに、自分というものを押し出しがちです。

起業家のなかでも、特に、職人気質の方はこういった傾向が強いです。

もしあなたが「なんでこの商品の良さがわからないのかなぁ?」「一度使ってもらえれば、わかってもらえるはずなのに・・・」なんて思っているなら、要注意です。

 

Amazonの登場で生まれた電子書籍2つのメリット

2000年には21,945店あった書店が、2015年には13,488店まで減っているという調査結果(アルメディア)があります。

これが現実です。

 

年々書店が閉店していっているのは、小説が売れない、雑誌が売れないなどの影響も大いにあると思いますが、やはり一番の原因はインターネット、特にAmazonの存在が大きいです。

 

わざわざ書店に足を運ばなくても、Amazonで多くの書籍を買うことができます。

しかも、書店よりも品ぞろえが豊富です。

書店に置いていない本は、取り寄せてもらう必要があるわけですが、だったらAmazonを利用して自分で買った方が早いですよね。

手間も少ない、時間も早いとなれば、必然的に消費者の行動が変わります。

 

Amazonの登場は、ビジネスの現場を大きく変えてしまうほどの影響があります。

アメリカではバナナの無料配布、日本では配送、もちろん数々の企業買収もそうです。

ただ、Amazonの影響力は、あなたや私にとって、マイナスばかりではありません。

電子書籍にフォーカスして考えてみると、Amazonが登場したことによって変わったことが2つあります。

 

電子書籍の一般的な普及

日本ではこれまで何度も「今年が電子書籍元年」と呼ばれる年がありました。

何度もあったということは、当然過去の『電子書籍元年』はまぼろしだったわけですが・・・。

結局、電子書籍が一般的に普及することがなかったということです。

 

電子書籍を読むための端末を各メーカーが開発・販売することでリードしたために、統一の規格が存在せず、書籍タイトルが揃わなかったことがその原因です。

でも、現在は過去の『電子書籍元年』とは、様相が少し違います。

 

それは、2012年にAmazonが『Kindleストア』及び『Kindle端末』の提供を始めたからです。

数多くの電子書籍タイトルと電子書籍を読むための端末の両方をそろえたので、消費者が利用しやすくなったのです。

さらに大きかったのは、個人でも出版することができる『セルフ・パブリッシング』が広まったことでしょう。

 

電子書籍と紙の書籍が平等に並ぶ

Amazonと街の書店では、書籍の売り方も違います。

この売り方の違いは、個人企業(個人事業主やひとり社長のビジネス)やフリーランスにとって、非常に魅力的です。

売り方の違いを簡単に言うと、Amazonでは、どの書籍も(紙の書籍でも電子書籍でも)平等に表示されるということです。

 

書店の場合には、平積みにされているもの、棚に入れられているもの、POPで目立つようにされているもの、その書店でプッシュされているものなどなど、目立つ・目立たないに大きな差が生まれています。

 

ビジネス書の場合、大きなスペースが与えられている書店は少ないですし、名前の知られていない起業家の本は、なかなか見つけにくい陳列になっているケースが多いです。

これでは、たとえ紙の書籍を出版してもガンガン売れるのを期待することはできません。

 

でも、Amazonではこのような差は生まれません。

これは非常に魅力的で、あなたにとって大きなメリットです。

 

電子書籍はもっと普及するか?

タブレットやスマホを常に持っている、使いこなすのが当たり前の環境になれば、当然電子書籍も今以上に普及していくでしょう。

2016年には、学校の図書館で電子書籍を貸し出す実験も行われました。

その実験では、約7割の生徒・学生が、電子書籍を好意的にとらえていることがわかったそうです。

つまり、子どものころから電子書籍に触れることが当たり前という世代が増えれば、ますます電子書籍は普及していきます。

さらに、子どもにとって当たり前になると、その親や祖父母の世代も電子書籍を認知し始めます。

ということは、若い世代だけが電子書籍を読むということにとどまらず、幅広い世代に浸透していくと考えられるのです。

 

自分の判断でお金を出すことができる人たちに浸透していくことは、大きなチャンスにつながりますよね。