ビジネスではいかに注目を集めるかが重要です。

(熱狂する)ファンを増やそう・・・的な話を聞いたことがあるかもしれません。

ところが、この話には注意が必要です。

特に、個人企業(個人事業主やひとり社長のビジネス)やフリーランスの場合には、自身の対応できるキャパをはるかに超えて、疲弊してしまう可能性を秘めています。

 

今日は個人企業やフリーランスが、電子書籍の出版でやってはいけない注目の集め方についてお話しします。

電子書籍出版における意図的な商品レビューの無意味さ

電子書籍に限った話ではありませんが、「今、これが売れている」「これが流行っている」と聞けば、多くの人がその商品やサービスに関心を抱き、注目します。

行列ができている飲食店なんて、その典型的な例です。

たくさんの人が並んでいることから「美味しいんだろう」と思いがちですよね。

 

ランチの時間帯に賑わっていない、駐車場もガラガラで広々としたスペースが空いているお店よりも、少しでも良いからお客さんがいるお店を選ぶ心理は誰にでもあるはずです。

そして、そういった心理を利用した、昔から使われている手法が、『サクラ』です。

『サクラ』を使った手法は、店舗ビジネスに限らず、インターネットでおこなう集客でも使われています。

 

電子書籍を活用するWEB集客で使われる『サクラ』がダメな理由

電子書籍を集客に使おうとしている起業家のなかには、『サクラ』を利用することが『電子書籍マーケティング』だと間違った認識で取り組んでいる方もいます。

電子書籍の出版を教えているスクールでも、スクール生同士で商品レビューを書きあって、電子書籍の評価を高くすることを勧めているという話を聞いたことがあります。

この話というのはネット情報ではなく、私が以前販売していた電子書籍出版に関する教材を購入し実践された方から質問がきて知りました。

 

その時いただいた質問は「某スクールでは受講生同士でレビューを書き込みあって評価を高くすることを教えていますが、(私が以前販売していた)この教材の購入者同士でそういったことはやらないのですか?」というものでした。

その質問に対しての私の回答は・・・
「そんなことをする必要はありません。むしろ、サクラを使うとマイナスになります」

 

なぜ、私が「マイナスになる」と回答したのかというと、、、マイナス評価(★ひとつ)のレビューを呼び寄せてしまうからです。

 

基本的に商品レビューに賛否両論あるのは自然で、むしろその方が健全な場合もあります。

ただ、これは電子書籍の内容についてのレビューに限った場合です。

 

サクラを使った場合に増えていく賛否の『否』のレビューは、電子書籍の内容に対するものというよりも、電子書籍を大絶賛している他のレビューに対してのものが増えていきます。

つまり、サクラを使ったレビューは、そのレビューを読んだ人からしてみると大きな違和感がある・・・ということです。

 

サクラが書く商品レビューの特徴

サクラが書いた商品レビューではないか?という疑念を感じるレビューには特徴があります。

大きな特徴をひとつお教えします。

それは、大絶賛の商品レビューが電子書籍の販売の日~10日以内に集中しているということ。

 

店舗販売でサクラを使おうとしたら「何日の何時」と指定しますよね?

サクラがバラバラに来店したのでは意味がありませんから。

電子書籍でも同じです。

 

著者本人がもっている、もしくは、著者本人が所属している特定のコミュニティ内に電子書籍出版の案内をします。

「出版しました」とか「●月×日に出版します」とか。

サクラの人たちはすぐにレビューを書き込もうとするので、レビューの投稿日が、ある一時期に集中するわけです。

しかも、大絶賛のレビューばかり、出版日直後に集中します。

 

そして、大絶賛のレビューから日をおいて、これらのレビューに対する批判のレビューが増えていくという流れが発生します。

 

サクラを使ったレビューは集客には何の役にも立たない!

なぜ、こんな事態が起こるのかというと、、、電子書籍の内容とレビューが、かけ離れているからです。

 

大絶賛のレビューが多ければ、たしかに電子書籍の販売部数は伸びていきます。

人は、行列があると「良い商品があるんだろうな」「美味しいんだろうな」と勝手に思い込む心理と同じです。

なので、多くの読者が高評価を付けているんだから「良い本なんだ」と思って、購入する人が増えていきます。

 

では、集客はどうでしょうか?

結局、購入した電子書籍の内容がショボければ、それ以上の情報や知識なんて求めませんよね?

つまり、あなたが電子書籍出版で上げようとしている成果は、見込み客リストの獲得ですから、ただ電子書籍が売れた・ただ電子書籍が売れればイイ、これではダメだということです。

 

集客するための電子書籍出版では、『サクラ』は無意味です。

プラスにならないばかりか、大きなマイナスになる可能性を大いに秘めています。

 

こんなことに時間と労力を投資することは止めましょう。