AmazonのKDPを活用して、電子書籍を出版する場合に、準備する素材は基本的に2つしかありません。

  1. 本文データ(テキストデータ)
  2. 表紙画像(カバーデータ)

 

KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)は、非常に優れた、使いやすいプラットフォームです。

なので、まったくの初心者やパソコンに苦手意識をもっている人でも、電子書籍を出版できるように整備されています。

 

※書籍の表紙のことを『マーケティングカバー』とも言います。(ちょっとした豆知識です。)

WinでもMacでも使える無料アプリケーション『Libre Office』を使う

電子書籍用の原稿を書くために使うツールは、テキストを入力することができるものであれば、基本的に何でも構いません。

あなたの自由です。

フリーで使える『テキストエディター』でも『Word』でも、何かしらひとつあれば問題ありません。

 

今回ご紹介するのは『Libre Office』という、アプリケーションです。

『Libre Office』をご紹介する理由は2点。

  • 無料で利用できる
  • WindowsとMacのどちらでも利用できる

 

もちろん、使うか使わないかを決めるのは、あなたです。

『Libre Office』を利用すれば、優れた電子書籍ができる・・・なんてことはありません。

電子書籍を制作する一つの方法としてご紹介します。

 

『Libre Office』のインストール

まずは、『Libre Office』をインストールします。

 

1. 『LibreOffice』サイトにアクセスする

https://ja.libreoffice.org/ にアクセス。

【ダウンロード】をクリックします。

 

 

 

2. ファイルをダウンロードする

下図の表示になったら【ダウンロードバージョン●●●】をクリック。

※Macの場合には、【変更しますか?】をクリックしてください。

 

 

3. 『Libre Office』をインストールする

 

 

上記ファイルをダウンロードできたら、ファイルをダブルクリック。

※『Libre Office』のバージョンが変われば、ファイルの名前も変わります。

 

下図が表示されたら、【次へ】をクリック。

 

 

 

デフォルトで「標準」にチェックが入っているす。

そのままチェックが入っている状態で【次へ】をクリック。

 

 

 

デスクトップ上にショートカットを作成したい場合は、「デスクトップ上にスタートリンクを作成」にチェックを入れます。

【インストール】をクリックすれば、インストール開始。

 

 

 

インストールが無事完了すれば下記画面が表示されます。

【完了】をクリックして終わりです。

 

 

『Libre Office』で書いたテキストデータに見出しを設定する

ここからは、『LibreOffice』を使って、KDP(キンドル・ダイレクト・パブリッシング)で出版する電子書籍の原稿を書き上げるところまでを解説します。

 

電子書籍の原稿となるテキストデータを書き上げるために、まずは『LibreOffice』を起動します。

 

 

 

『Libre Office』を起ち上げたあと、画面左側に表示される【Writer 文書ドキュメント】をクリックして、電子書籍の本文を書いていきます。

 

 

見出しレベル(見出しの階層)を指定する

『Libre Office』を使って電子書籍の原稿(テキストデータ)を書き上げていく場合、一番重要な作業が『見出しレベル(見出し階層)』の指定です。

『Libre Office』では、見出しレベルの指定をすることによって、目次が自動的に作成されます。

 

KDPで出版する電子書籍には、以下の通り2種類の『目次』が存在します。

  1. システムとしての目次機能
  2. 電子書籍のなかの目次ページ

 

一つ目の『システムとしての目次機能』から説明します。

Kindle(キンドル)の名が付く『Kindle Paperwhite』などのKindle専用端末だけではなく、Android端末やiOS端末でも、システムとして別途目次が表示される仕組みがあります。

これは、電子書籍のどのページを読んでいても、目次をすぐに参照することができるので、読者にとって非常に便利な機能です。

目次が階層構造で表示されるので、目次が2階層、3階層になっていても折りたたんだり、展開したりすることができます。

 

 

二つ目の目次は『電子書籍のなかの目次ページ』です。

この『電子書籍のなかの目次ページ』は、あなたがイメージしている目次のことです。

紙の書籍にある、書籍の巻頭のあの『目次ページ』です。

 

『Libre Office』の拡張機能『Writer2ePub』を活用すると、指定した見出しレベル(階層)に従って、『システムとしての目次機能』『電子書籍のなかの目次ページ』の両方の目次を自動作成してくれます。

この機能を活用すれば、わざわざ目次のページを作成する必要はありません。

 

逆に言うと、見出しレベル(見出し階層)を指定し忘れてしまうと、目次がない電子書籍になってしまうということなので、注意が必要です。

 

 

今日は、次のような構成の電子書籍を例に解説しますが、ここでは『章』のレベル(階層)に、『見出し1』を設定する手順を解説していきます。

 


 

見出し1の設定をする

「はじめに」を一行目にしておきます。

「はじめに」の行にカーソルがある状態にします。

 

 

 

「はじめに」の行にカーソルがあることを確認したら、ツールバー左端のプルダウンメニューから【見出し1】を選択します。

 

 

 

【見出し1】が設定されると文字のスタイルが変更されます。

 

 

「第1章」から「第5章」まで、そして「最後に」にも同様に【見出し1】を設定します。

見出しの設定が終わったら、ファイルを保存しておきましょう。

【ファイル】メニューをクリックします。

 

 

 

【名前をつけて保存】を選択し、【名前】に任意のファイル名を入力します。

※拡張子は「.odt」

 

 

 

『章』以下の下位階層にも見出しを設定する

『節』や『項』といった、『章』よりも下位階層にあたる見出しを設定する場合もあると思います。

その場合にやることは、ここまでの作業と、ほぼ同じです。

『章』は、見出し1を選択しましたが、階層に応じて【見出し2】【見出し3】を選択するだけです。

 

 

以上、ここまでが『Libre Office』を使って、電子書籍の原稿を書くときにやっておくべき作業です。

「こんなこと・・・」と思う人もなかにはいますが、読者が電子書籍を読みやすくなる環境をつくっておくことも大切なことです。